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    【本放送】獣の奏者エリン #32「大罪」
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      「そんなものの為に、母は死んだのか」

      この瞬間、全32話をかけて重ねられたソヨンとの絆がひとつの大きな形を結んで、エリンに一つの決意を促しました。

      大罪。

      『罪』と言う概念。

      それは、人が人の世で生きるために派生した概念。
      民族同士の諍いがもたらした大きなトラウマを戒めるため、『罪』と言う枷を用いて思考と行動を縛ります。

      何のために? 秩序を護るために。
      人の世の理は、人のものである。

      秩序、それはつまり『掟』と同等の意味を持つもの。

      闘蛇を操る霧の民と、王獣と意志を通わせるジェの一族。
      彼らの出会いの結末は、大きな不幸で終わってしまった。

      『あの災いは、二度と繰り返してはならない』

      霧の民の決意は、高潔であり自己犠牲に満ちあふれている。
      その決意を、軽く見てはならないことは分かる。

      しかし、人の世に組み込まれた獣は、結局どうすればよいのだろうか。
      幼少の頃からの、闘蛇との関わり。母の死、ジョウンと蜜蜂、野生の王獣。
      そして、飛べないことを強いられる、リランの存在。

      王獣は人に慣れない『と言われている』。そして人に慣らされても『いけない』とされている。
      それは、誰が決めたのだろう?

      「人に飼われた獣は、哀れだ」

      ソヨンの言葉の重さを、今のエリンは理解できるのだろう。

      権威の象徴、力の行使のために、人にとって都合良く使役され、
      『獣』本来の部分を骨抜きにされた、『彼ら』。

      そうしなければ、『人の社会にとって』とりかえしのつかない悲劇を生む。
      エリンも、我が身を食われて学んだはずだ。
      野生を従わせることの、危険さを。

      しかし、そうと分かっていても。気付いた者は、歩みを止めることはできないのだろうか。

      エサル先生に預けた遺言に、エリンはこう書いた。
      「たとえ、母と同じ道を歩むことになっても」と。

      今やエリンは、リョザ真王国と言う国家を、根底から揺るがしかねない存在になった。
      しかし、母の死を越えて、自分自身の道を歩もうとしているエリンを止められるものは、誰もいないだろう。

      彼女の生きる道は、真王も大公も霧の民もいない。今の人の世の理の全てに背を向け、ただ、王獣が王獣として生きるための、新たな『法』を模索する道。

      それは闇の中に、見えない光を指針として道を通すようなものだろう。

      この回は、これまでの牧歌的な描写ではなく、恐怖を伴って描ききったことに驚嘆です。
      これまで神々しく、時に愛嬌すら見せていた王獣が、悪魔のような禍々しさをも伴って暴走する様は、ある意味ショッキングでもありますね。

      鮮烈なOPと元ちとせになった意味は、ここにもあるのでしょう。
      スキマスイッチの歌声には、友愛と希望を感じ、差し伸べる温かな手を感じますが、
      元ちとせの歌声には、血と肉が感じられ、怒りに根ざした不屈の意志を感じます。
      それは、自分自身が『盾』となり、護るべきものを護ろうと誓う力強さのようにも思います。
      | 獣の奏者エリン全般 | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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