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    「逃げるんか?」
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      朝ドラ『てっぱん』の話です。

      初音さんの台詞で、耳に残った台詞です。

      「逃げるんか?」

      別に、そんなにたくさん言ってる訳じゃないのに。
      とてもはっきり聞こえるんです。
      行方不明になった娘の千春がいると思い込んで、勝手に村上家に上がり込み、探し回った時。
      両親に、尾道へ連れ戻されようとしたあかりに向かって。
      先週は、鰹節屋のアホぼん社長にも言うてたなあ。

      「逃げるんか?」

      誰かが目の前の現実から背を向けようとするたびに、初音さんは問いただす。

      「逃げるんか?」は、つまり『それでええんか?』。

      本当の気持ちは、どこにあるんか?
      逃げても、楽にはなられへんで。
      だから、もっぺん向き合ってみ? と。

      その結果、あかりも社長も現実ときちんと向き合って、笑っている。

      じゃあ、当の初音さんは、何からも逃げてないかというと。
      そんなことはない。

      ある意味、登場人物の中で一番『逃げている』一人だ。

      家族を夢見ながら得られなかった深い喪失感から
      心に『開かずの間』を作ってしまって、
      そのまま年を取ってしまった初音さん。

      傷ついて、心を閉ざしていたはずなのに。
      『人の為にごはんを作る』ことだけは、棄てられなかった初音さん。

      矛盾しているようだけど、『田中初音』という人物の根っこに思い至れば
      それが『彼女』と言う人間の、ごくシンプルで自然な形の現れであると解る。

      別に好きで捻れた訳ではない。
      悲しみと孤独があまりに深すぎて、
      彼女はそういう風に生きざるを得なかっただけなのだ。

      「他人の欠点が、どうしても看過できないのは
       実は他人を通して、自分自身の克服しがたい欠点を突きつけられているからだ」

      と言う言葉がある。そして

      「人に問う、ということは、それと同じ質問を自分にもして欲しいからだ。
      そして『問うて欲しい』は、『答えを聞いて欲しいと』同義語でもある」

      と、言う言葉もある。

      自分が逃げているから、他人の逃げを看過できない。
      そして初音さんは、我知らずあかりや社長を通して、自分自身にも問うている。

      あかりが、死んだ娘の忘れ形見である事実から。
      伝さんが知ってる、かつての自分の姿から。
      そして、初音自身が知る、本来の自分から。

      『逃げるんか?』と。

      逃げることは、悪いことではない。
      だけど、逃げることで、不必要に他人も自分も傷つけ続けるのも確か。
      本当はそこにある幸せから、目を背けてるだけ。

      だから、今度は初音さんの番だ。
      そして、初音さんの答えはもう出ているも同然。

      あとは、向き合うだけ。

      『向き合う』と言っても、別に戦うことも対決する必要もない。
      素直に受け入れるだけの、簡単なお仕事。
      全ては、自分自身が決めること、なのだから。
      | TV番組の感想 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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