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    『ススット』と言うゲーム
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      『ススットは、いわば模擬戦だ。限られた領土を巡って戦や商いの駆け引きを行い、大半の領土を獲得した者が勝者となる。(中略)駒はゴイ(サイコロ)の目によって選ばれる。一が出れば王、二が出れば戦士、という風に。その駒の動きは、二つのゴイの目の組み合わせによって左右される。ゴイの目に対応した動きを記した〈運命の書〉という小さな冊子に従って勝負は進行していくが、大仰な題名の割には、書かれてる内容は単純だから、ススットをやる者は、だいたい、その内容はそらんじていた。ゴイの目の組み合わせが悪くて、自分の駒が殺されたり、失脚したりすれば、手持ちの金が減っていく。逆に、相手の駒を殺せる目や、領土に攻め込める目が出たりすれば、その利益に見合った金を獲得することができる仕組みになっている。

      (中略)こういう酒場で行われるススットは〈タィ・ススット〉(短いススット)というやり方で、一晩もかからずに勝負が決まるが、氏族の男達が館で催すススットには、〈ロトイ・ススット〉(長いススット)と呼ばれるものがある。これは、ひとつの勝負で終わらせず、報復戦を行ったり、新しい賭け手が現れて、別の役割を担ったりしながら、ススットを続けていくもので、羊皮紙に記録された結果をもとに、何年か後に、思い出したように、その勝負を続けていくことができるので、まるで歴史物語のようになっているススットもあるらしい。

      (中略)ラフラと呼ばれる専業の賭事師が、必ずひとり、ススットには加わるが、このラフラの裁量によって、賭博場である酒場が、長い目でみて損をすることがないように、巧く勝負を操っていることが、うっすらと見えてきたのだった。

      (中略)ふしぎなのは、ラフラの老女だった。彼女は、まったく領土を獲得していないのだ。彼女は一貫して隊商の商人や、旅芸人など放浪者の駒を使い、戦の要所、要所で、一度得た場所や、よい条件を売って、金を稼いでいる。勝つことはないが、金は稼げる。実際、領土を多く獲ってるズカンより、大金を稼いでいた−−−こんな方法があるのかと、と、バルサは驚いた。』
      『守り人シリーズ外伝/ラフラ(賭事師)』より。

      ススットの説明を読んだ瞬間、血が滾った(笑)「うをー、やりてええ!」みたいな。酒場の賭場で行われてるゲームなんだけど、『賭博』の単語から連想されるものより、高尚なイメージがあるのはなぜだろう(笑)。
      上橋さんって料理をとても美味しそうに書く方だけど、ゲームもすごく面白そうに書くのがいい! 実際、こんなゲームあってもおかしくないとは思うんだけど。
      | 小説 | 21:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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