映画館、レンタルDVDと続いて3度目です。
なんだろかね。ジブリ作品で一番好きかも、と思ってる自分がここに(笑)
確かに、物語としてまとまりに欠けてるように思えるし、
動画の粘りが無くなって、淡泊な描写に終始してる部分も否めないけど。
外(社会)から中(人間)を見る視点だと、こんな支離滅裂で整合性のない物語はないけど、世界の中心(ソフィー)から外(世界)を見ると、これほど完全無欠な物語はないってことに、気が付いちゃったんですよ。
この映画に存在する全てのものは、人も魔法も国でさえ、ソフィーのためにある。世界のためにソフィーがいるのではなく、ソフィーが世界の中心。
ハウルが戦争を嫌悪するのは、社会の正義のためでなく、ソフィーが安心して暮らす邪魔になるため。荒れ地の魔女やサルマンから逃げ回ってたのは、ソフィーとの約束を待ってたため。
うーん、究極の少女漫画なんだ、これ。だから好きなのかな。
あと、OPであの城をみた瞬間に、一目惚れしちゃったのかもしれない。
動くはずのないものが、“それっぽく”動くこと。
存在し得ないものが、当たり前のように存在すること。
アニメーションでしかなしえない、よこしまな重力に魅入られたのかもね。
一応『ゲド戦記』は観に行きまっす。
それよりか、スッパマンがすっげえ気になるんですけど!(笑)