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オールラウンダー廻 1 (イブニングKC)
オールラウンダー廻 1 (イブニングKC) (JUGEMレビュー »)
遠藤 浩輝
『どんなにセンスが有るヤツでも、強くなるためには、“日常”と同じぐらい死ぬほどつまらなくて苦しくて代わり映えしない練習を、毎日詰まなければならない』。だけど、『退屈な練習をクソ真面目に積んだヤツだけが、強くなる階段を上がる資格があるんだ』と言うコミックです。
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    『ススット』と言うゲーム
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      『ススットは、いわば模擬戦だ。限られた領土を巡って戦や商いの駆け引きを行い、大半の領土を獲得した者が勝者となる。(中略)駒はゴイ(サイコロ)の目によって選ばれる。一が出れば王、二が出れば戦士、という風に。その駒の動きは、二つのゴイの目の組み合わせによって左右される。ゴイの目に対応した動きを記した〈運命の書〉という小さな冊子に従って勝負は進行していくが、大仰な題名の割には、書かれてる内容は単純だから、ススットをやる者は、だいたい、その内容はそらんじていた。ゴイの目の組み合わせが悪くて、自分の駒が殺されたり、失脚したりすれば、手持ちの金が減っていく。逆に、相手の駒を殺せる目や、領土に攻め込める目が出たりすれば、その利益に見合った金を獲得することができる仕組みになっている。

      (中略)こういう酒場で行われるススットは〈タィ・ススット〉(短いススット)というやり方で、一晩もかからずに勝負が決まるが、氏族の男達が館で催すススットには、〈ロトイ・ススット〉(長いススット)と呼ばれるものがある。これは、ひとつの勝負で終わらせず、報復戦を行ったり、新しい賭け手が現れて、別の役割を担ったりしながら、ススットを続けていくもので、羊皮紙に記録された結果をもとに、何年か後に、思い出したように、その勝負を続けていくことができるので、まるで歴史物語のようになっているススットもあるらしい。

      (中略)ラフラと呼ばれる専業の賭事師が、必ずひとり、ススットには加わるが、このラフラの裁量によって、賭博場である酒場が、長い目でみて損をすることがないように、巧く勝負を操っていることが、うっすらと見えてきたのだった。

      (中略)ふしぎなのは、ラフラの老女だった。彼女は、まったく領土を獲得していないのだ。彼女は一貫して隊商の商人や、旅芸人など放浪者の駒を使い、戦の要所、要所で、一度得た場所や、よい条件を売って、金を稼いでいる。勝つことはないが、金は稼げる。実際、領土を多く獲ってるズカンより、大金を稼いでいた−−−こんな方法があるのかと、と、バルサは驚いた。』
      『守り人シリーズ外伝/ラフラ(賭事師)』より。

      ススットの説明を読んだ瞬間、血が滾った(笑)「うをー、やりてええ!」みたいな。酒場の賭場で行われてるゲームなんだけど、『賭博』の単語から連想されるものより、高尚なイメージがあるのはなぜだろう(笑)。
      上橋さんって料理をとても美味しそうに書く方だけど、ゲームもすごく面白そうに書くのがいい! 実際、こんなゲームあってもおかしくないとは思うんだけど。
      | 小説 | 21:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
      『ユリイカ』第39巻第6号
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        ユリイカ 第39巻第6号―詩と批評 (39)
        ユリイカ 第39巻第6号―詩と批評 (39)

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        上橋菜穂子特集なので購入しますた。1300円だったけど、濃密な内容で価値はあります。

        批評群の中で「卵の守り手が皇子チャグム=男の子が懐妊する」ことの意味を、ちらほら論じてますが、私はそんなに深い意味があるなんて全く気が付きませんでした! 「あれー、そんな見方もあるんだ?」みたいな。いわゆるゴーストに目隠しされた?(笑)

        なんつか、そういうジェンダー的な物の見方…いわゆる本筋とは関係ない思想に気が回らないほど、物語の力強い流れに引き込まれてたんですね。まあ、そっち系で見るのもひとつの考え方だし、特に否定するものでもなし。ただ、『精霊』に限って言えば、ジェンダー的な思想に縛られてしまうと、本来の面白さを感じなくなってしまう。むしろ文化人類学的な方向で捉える方が、より一層深みが増す気がします。

        守り人シリーズ番外短編『ラフラ(賭事師)』は、上橋さん書き下ろし。十三歳のバルサと、生前のジグロに会えます。最初の数行で世界に引き込む力強さは相変わらずで、もう何度も読み返してます。感想はまた別に。
        | 精霊の守り人全般 | 10:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
        『とりぱん 3』
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          とりぱん 3 (3)とりぱん 3 (3)
          とりの なん子


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          『身の丈ワイルドライフ』と銘打たれたこれも3巻目。今回は極めて…

          青虫度、高いです!(ひいい)
          キアゲハの幼虫はまだしも、ヤママユガの話はさすがにぞぞっとな。足のない虫と、足の多すぎる虫はチョー苦手なんで、ガーデニングも家庭菜園も無理ですたい。…あ、コミックに青虫しか出てない訳じゃないっす。鳥も猫も山菜もテンコモリですから(笑)。ちょっと毒っ気の効いた作風も変わらず楽しかったです。
          | アニメ/コミック | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
          『地図と手紙と恋の歌』
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            地図と手紙と恋のうた―フォト&歌詞集
            地図と手紙と恋のうた―フォト&歌詞集
            坂本 真綾
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            坂本真綾のフォト&歌詞集。言っちゃあ、ファンアイテムなんですがね。

            詩を読み返して、自分はつくづく、彼女の生き方が好きなんだなって思う。声と曲で「癒し系」と一括りにされてるけど、実は壮絶な飢餓感と孤独感が内包されてて。でも、支える人々に感謝しながらも誰にも寄りかかろうとはせず、自分一人の足で立とうとする強さが、彼女を彼女たらしめてる最大の理由だと、改めて気が付きます。

            それに…なんだろうか。彼女の作る恋の詩って、全体的に自分の中の「女」や「恋」にべちゃっと甘えてる姿勢が無くて。上記の飢餓感や孤独感にも通じるけど、女性として、一人の人間として、遠くから穏やかに見守ってるしなやかさがある。彼女の、年相応の感性で綴られる素直な言葉を、丁寧に磨いて生み出された詩だから、共感できるものが多いのかもしれません。文字通り『坂本真綾』でしか表現できない世界に、ハマったんだと思う。自分にないものばかりあるから、余計に惹くかれるんだろな。

            正直、ここまでお金を使ってる歌い手は、彼女ぐらいなもんなんで。生舞台の彼女を見たくて東京まで行ったし。でもファンクラブには入ってない。変なの(=w=
            | 菅野よう子/坂本真綾 | 21:13 | comments(2) | trackbacks(0) |
            【@】かに
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              昨日まで、バイト先のスーパーは北海道フェアでした。それまでも時々やってたんですが、大手デパートと経営統合しただけあって、今回は物も量もまるで違う(笑)。さすが北海道! お陰でこの数日は目が回るほど忙しかったよ(うひー)。

              そんな訳で、庶民なわしも、北海道のおこぼれを頂戴しようと、ズワイガニ弁当を購入。と言っても身がどっさり乗ってるのは当然高値なので、爪が乗ってるちょっとお安めのヤツねw

              で、食べ残した(と言うか、どうしてもほじれなかった身つきの)爪を、「すみっこ」ごはんに投入。先週から潜ったまま出てこないヤツだけど、餌と水だけは毎日交換してるし、「食えなかったらまあ、しゃーねーなあ」的ノリで放置してたんですが。

              翌日の朝、覗き込んだら。「…いた(=w=」
              匂いに誘われたのかどうかは知らないけど、かに爪にかじりついてました。で、わしに気が付いた瞬間、餌入れごと奥の物陰に引っ張って行ったよ…だから、取らねえっつのorz

              メモ:人間にとってのご馳走は、オカヤドカリにとってもご馳走らしい…同じ甲殻類のくせに(=w=
              | オカヤドカリの日々 | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
              本二冊
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                とりぱん 3 (3)
                とりぱん 3 (3)

                地図と手紙と恋のうた―フォト&歌詞集
                地図と手紙と恋のうた―フォト&歌詞集

                amazonで購入。ギフト券使ってタダ!(笑)でも、まだ精霊のDVDに回せるだけの余裕はねえなあ…。
                | だらーっとした日常 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
                精霊の守り人 #08『刀鍛冶』
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                  ドキュメントで、鍛冶屋の取材に行ってた様子が放映されてましたが、しっかり生きてますね。全編会話劇の今回は、バルサの過去に触れた、要の回でした。

                  『武人と鍛冶の信頼のもとにつくりあげてこそ名刀はうまれる。人を斬らず業だけを斬る最高の境地のものを作るのが夢』。この、鍛冶屋の夢を軸に、鍛冶屋からバルサの過去=ジグロの境遇、狩人からバルサの現在が語られ、結果、バルサの新しい槍先が生み出される、という今回のストーリー展開。地味だけど、傑作。鳥肌立って泣きそうになっちまった…けど、ラストでおにぎり食って茶を啜ってるタンダに吹いた(笑)。ありがとうタンダ、和ませてくれてw

                  鍛冶屋の老人の話は、バルサの育ての親ジグロの話。槍を刀に置き換えて話してましたが、話を聞いたバルサの表情で分かります。ここで3話の回想シーンが生きます。戦いに勝った彼が何故泣いていたのか、小さな娘は誰なのか。自ずと答えが導きだされるでしょう。

                  モンはバルサを一流の武人と認め、彼女の行った非殺の行為をも評価している。モン達狩人がただの暗殺者ではなく、彼らもまた誇り高い武人である一面が垣間見え、人間味が加味された点も嬉しい。

                  バルサの新しい槍を作ったのは、狩人の言葉と非殺と言うバルサの行為。その行為を行いたらしめたのは、ジグロの生き様を反映してのこと。槍先ひとつにも、重厚な物語が込められているアニメ版『精霊の守り人』。毎回唸るばかりです。

                  実は、アニメの会話劇は非常に難しいものです。台詞の説得力を持たせる為、より質の高い作画と演出が要求されます。奇抜なカメラアングルで見せる手段もあるのですが、今回は正統なカット割りを用い、レベルの高い作画で見せた手法ですね。

                  この手法で一番大切なのは、『人間が、人間の質感を持って動く』こと。それが全て。作画が乱れれば存在の信憑性が殺がれ、台詞の重要性が揺らぎかねませんから。8回の作画監督、後藤隆幸で大正解でした(単にローテーションかもしれないけど(笑))。映画の作監を張れる画力の後藤さんだからこそ、地味だけと一定の緊張感があり、画面から一時も目が離せませんでした。

                  主人公(バルサ)を脇に置き、主人公の境遇が、敵(狩人)と第三者(鍛冶屋)で語られる。演出としては王道、言葉を変えれば目新しいものは無い。だけど、手を抜かず細部まできっちり作り上げると、物語にとてつもない力を与えるのだと思いました。会話劇を純粋に楽しむも良し、深く深く考察を練るも良し。本当に、多角的に楽しめるドラマです。

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                  では、いつもの通りのツッコミ三昧で。
                  続きを読む >>
                  | 精霊の守り人全般 | 11:16 | comments(2) | trackbacks(21) |
                  次のために
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                    妄想を吐き出す、ということは、自分の考えをまとめ整理して、人の気持ちを受け入れる隙間を作ること。余裕が出来て、おぼろげながら分かってたことが、明確に掴めることも多々ある。

                    地に足が着いた今、改めていろいろ考える。今、自分が最も恥じているのは何か、どうすべきなのか。今となっては、全てを返すことはできないけれど。とりあえず、全過程が終わってから、表明するつもり。
                    | TRPG | 11:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    『紅の豚』
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                      紅の豚紅の豚宮崎駿 森山周一郎 岡村明美 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2002-03-29売り上げランキング : 67おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

                      絵を描きながら…と思ったけど、始まってすぐ断念。ネット落として集中見(笑)
                      宮崎駿の趣味全開だもん。面白いわ。暗い時代だけど、女も男も底抜けに明るい顔で笑ってる。カッコいい男と、そんな男を「馬鹿!」って怒鳴れる女がいるから、このアニメは好きなんだな。
                      | 映画/演劇 | 23:40 | comments(2) | trackbacks(0) |
                      妄想は、形に現してやらないと成仏できない
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                        「どうせなら、やらない後悔よりやった後悔」「で、後から『うひー』と恥をかくオマケ付きヽ(´ー`)ノ」、という話を久しぶりに江坂でしてきますた。他にはゲームの話とか怖い話とかデムパな話とか猫の話とか。くれしん戦国大合戦のフィルムコミックも借りました…読んで、目頭が熱くなったのは気のせいじゃなかった模様。もう5年前の映画なのにな。

                        本当は仕事の打ち合わせだったんだけど。まあ「仕事一割、世間話九割」はいつものことだしなあ(ふへ)
                        | だらーっとした日常 | 23:58 | comments(2) | trackbacks(0) |
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