昨日の放送の感想を、今日の今頃アップでつw
ナレーターの安藤麻吹さんの声を聞いた瞬間、何かが決壊しました。
「うわあ…バルサだ」とw
怒濤の懐かしさと言っていいのかもしんない。
何だかんだ言っても、あのアニメはやっぱり忘れられない珠玉の名作だと思いました。
上橋さんの子供達に話しかける言葉は、簡潔にして心の奥底にまっすぐ届きます。
ちゃきちゃき歯切れが良くて、どこかあったかい。耳に心地いいし、何より気持ち良い。
『話し上手』と喩えるより、本当に、人と話すのが好きなんだなって感じます。
ご本人の文体そのもののようで。
子供達の心をぐーっと惹きつけて離さない、大きな包容力があります。
『文章は書き手の心を包み隠さず露わにする』は、真実だとつくづく思います。
授業の内容は、子供達に、まず主人公を決めてもらう。
そして、主人公の性格や生活を決める中で、「食べ物」の話が出る。
食べるものから、架空の世界の主人公の生活が見えてくる、さらに世界が見えてくる。
あの子供達の柔軟な発想や想像力、私にはもう無いものばっかりで。
だけど、その『世界』は、他人から突っ込まれて揺らぐものであってはならない。
『揺らがない世界』を求めるうちに、子供達は自分達の取り巻く『現実』に、
たくさんのヒントが隠されてることに気が付きます。
何気なく買ったりんご一つにも、多くの人の手が関わっている。
それを作る人、運ぶ人、売る人の手があって、初めて手に入ることを知るように。
『ファンタジー』は現実逃避の言い訳ではないこと。
『ファンタジー』を成立させるためには、自分の生活を考え、自分達の住む社会や世界を見直し、自分では見えない人との繋がりを考えなくちゃならないってことを、改めて考えます。
またナビゲートがうまいんだな、上橋さんは。
子供達の想像力を潰さないように、上手に『現実』とリンクさせていくよう、促すんだもん。
下手な大人だと「馬鹿なことを言うもんじゃない」で終わりやで?w。
上橋さん、子供達の話に終始ニコニコしてて、すっごく幸せそうだった。
うん、子供の頃、こんな先生に、教えて欲しかったなあ。