SWでシーフやってた時のこと。そのころはまだTRPGプレイヤーとしてペーペーで(今でもペーペーだが)、自分に何が出来るのか、何をすればいいのか分からない頃で。だから、戦闘に関してもどのポジションにいても参加出来るようにと、サーベルやらショートボウとかウィップとか、いろいろ持っていた。
だけど、ある時「ふと」気が付いた。
「どのポジにいたって、どう行動したって、死ぬときは死ぬんだ」と。
盗賊職は所詮薄い皮鎧。当たったら致命傷だしな。
そして、ダガー一本残して、全ての武器を売り払った。
その時、尊敬していたベテランのGMに、こう言われた。
「プレイスタイルの確立したキャラは、すごく強くなるよ」
その人は単なる長年遊んだという意味での『ベテラン』でだけでなく、行動や考え方、マスタリングセンスで多くの支持を集めており、私自身も尊敬していた。
この『強さ』が、戦闘データ的を指すものではないことは薄々分かっていたが、彼が去った今、この言葉の意味の重さを、改めて強く思う時がある。