朝仕事中、客同士がケンカ始めました。学生さんと若いにーちゃん。原因は「荷物が当たった」とか「謝る態度が良くない」とか。
こういういざこざをリアルタイムで目撃するのは、実は初めて。店長や学生が通う学校の先生が間に入って、宥めるやら何から。とりあえず20分ほどで解散したようです。
カウンター越しとはいえ、ほんの鼻先1メートルの出来事ですから。怖かったのもあるけど、実は別視点では「ケンカの仲裁が出来る人」って、尊敬するなあとしみじみ実感しておりました。店長とか先生とか、立場上そうしなければならないんだろうけど、それでもあの雰囲気の中へ割って入って、場を収めようと働きかける勇気はスゴイ。
ネットでも、ケンカを仕掛けたり無責任に煽る人はたくさんいる。だけど、間に入って事態を収束・好転出来る人はほとんど見たことない。もとより、自分にはまず出来ないから、仲裁できる人って本当に尊敬ですわ。
あと、ひとつ学んだ。『どちらかの立場の側に近い人間が、訳知り顔で相手方に口を出してはいけない』。
実はこのケンカ、一旦収まりかけたけど、学生の友人が「謝ってるのに、なんで許さないんですか」と口を出してしまったから再燃、事態がよりこじれてしまった模様。要するに、加勢してしまったんですな。
こんな時って、当事者より周囲がヒートアップしてる場合が多くて、しかも中途半端に理解してるつもりだから、ややこしくなることこの上ない。事態は悪化しても、好転することはまずありません。ますます解決の糸口を見失うばかりです、マジで! 先生とか店長とか、宥めるの、すげえ苦労してたんだぜ!
仲裁人が入ったら、あとは仲裁人と当事者に一切を任せるのがいいです。周囲は、自分がどっちの側の立場かを理解した上で、不用意に口を挟まず、仲裁人に全てを預けて当事者の押さえに回るのがベターっぽいです。